数回に渡ってリリースが延期されていたFedora11が、2009/06/09にリリースされました。ファイルシステムがext4になったり、Windows用のコンパイラが付属していたりと様々な先進的機能の話題がありますが、今回は、ndiswrapperとwindows用のドライバを使ったwireless LANを導入してみたいと思います。
OS:Fedora11(2.6.29.4-167.fc11.i686.PAE)
無線LAN子機:WLI-UC-G300N
また、無線LANの親機は、正常に動作しているものとします。
Fedora11は、USB無線LAN子機であるWLI-UC-G300Nをプラグアンドプレイでは認識しません。これは、Windowsでも変わらないと思うのですが、Linuxで使えるようにするには少し大変です。
今回は、インストールするPCに有線LANが無く、無線LANしかない場合を想定して話を進めます。そのために、あらかじめ「RPM Fusion」にインターネットでアクセスし、必要なファイルをダウンロードしてそのファイルをUSBメモリ等に保管しておきます。
Distribution : Fedora
Version : 11
Repository: release
Free : i386(使用マシンに合わせて)
ダウンロードしたファイルは、
- kmodtool-1-18.fc11.noarch.rpm
- kmod-ndiswrapper-2.6.29.4-167.fc11.i686.PAE-1.54-4.fc11.8.i686.rpm
- kmod-ndiswrapper-PAE-1.54-4.fc11.8.i686.rpm
- ndiswrapper-1.54-2.fc11.i586.rpm
となります。
ここで、RPM Fusionには、「kmod-ndiswrapper-PAE」と「kmod-ndiswrapper」のように「PAE」が付いているものと付いていないものが存在します。私は、PAEの意味をあまり考えずに闇雲にndiswrapperに関するファイルをダウンロードし、インストールしようとしていたのですが「kmod-ndiswrapper」をインストールしようと、
rpm -ivh kmod-ndiswrapper-1.54-4.fc11.8.i586.rpm
を行ったのですが、
「kernel-uname-r = 2.6.29.4-167.fc11.i586は、kmod-ndiswrapper-2.6.29.4-167.fc11.i586-1.54-4.fc11.8.i586に必要とされています」
とdependencyエラーが出ていました。私の環境では、「uname -r」コマンドを確認すると「2.6.29.4-167.fc11.i686.PAE」が返ってきます。なのでndiswrapperに関する必要なファイルは上記のPAEが付いているものになります。「uname -r」コマンドで「2.6.29.4-167.fc11.i586」が返ってくる場合、必要なファイルは、
- kmodtool-1-18.fc11.noarch.rpm
- kmod-ndiswrapper-1.54-4.fc11.8.i586.rpm
- kmod-ndiswrapper-2.6.29.4-167.fc11.i586-1.54-4.fc11.8.i586.rpm
- ndiswrapper-1.54-2.fc11.i586.rpm
となるのでしょう。
また、今回はOSをインストールする時に「開発ツール」と「開発ライブラリ」もインストールするようにしました。もし、インストールしていなければ、kernel-devel等の依存関係のエラーが出るはずです。その場合は、DVD等からインストールできるかと思います。
ndiswrapperのインストール後、Windows用のドライバをインストールします。「WLI-UC-G300N」のドライバをBuffaloのホームページからダウンロードしてきます。「エアナビゲータライト Ver.11.10」が最新だったのですが、私の環境では、この中のドライバでは動作しなかったので「エアナビゲータライト Ver.10.80」の中のドライバをインストールしました。
ndiswrapper -i netucg3n.inf
で、ドライバをインストールし、
ndiswrapper -l
でドライバがインストールされたことを確認し、
ndiswrapper -ma
で「/etc/modprobe.d」に「ndiswrapper」を登録。その後、[システム]->[設定]->[Network Connections]でWirelessの設定を行い、再起動し、無線LANでの接続を確認しました。
ブラウザで、RPM Fusion Configurationにアクセスし、Installing Free and Nonfree Repositoriesにしたがい、リポジトリをSoftware Sourcesに追加しました。これで、kernelがバージョンアップされても自動でndiswrapperも使えるようになる…かな?
今回、ndiswrapperとWindows用のドライバを使って「WLI-UC-G300N」を認識させましたが、RT2870ドライバ(Ralink Technology)を使っても認識可能です。RT2870ドライバは、「RPM Fusion」にあります。ndiswrapperと同じような手順でインストールできます。必要なファイルは、
- kmod-rt2870-2.6.29.4-167.fc11.i686.PAE-2.1.2.0-1.fc11.3.i686.rpm
- kmod-rt2870-PAE-2.1.2.0-1.fc11.3.i686.rpm
- rt2870-2.1.2.0-1.fc11.noarch.rpm
で大丈夫かと思います。

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